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昨夜のことはなかったことにして……これからもずっと親友でいてくれるということなのだろうか?
飲み干したグラスを綾人はすっと受け取ると
「朝食の前にシャワーする?」
と尋ねた。
「でも……」
昨日お風呂に入った記憶がないからシャワーは浴びたいけれど……陽也が遠慮した様子を見せると
「僕の部屋のバスルーム使えばいいから遠慮しないで」
綾人はにっこり笑って部屋の奥の扉を指し示す。
促されるままにバスルームを借りようと起きあがりベッドから脚を下ろして立ち上がろうとしたときだった。
脚に力が全く入らず、陽也はその場にぺたりと座り込んでしまった。そして……つぅ、と生暖かく白い体液が躯の奥から溢れ落ち陽也の陽に焼けていない白い肌を伝い柔かな絨毯に吸い込まれていった。
「あ……っ」
陽也が狼狽えた声をあげると、くくっと低い嗤い声が部屋に響いた。
「あんなに何時間も脚を開きっぱなしにされたら、足腰立たなくもなるよね。ごめんね、お詫びに今日は僕がハルの足になってあげるよ」
と綾人は言ったかと思うと、昨夜この部屋に拐って来たのと同じように軽々と陽也を抱き上げた。
そして陽也が溢した白濁を見咎めると
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