(1)男たちのクリスマス

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「松本、いま俺めちゃくちゃいいことを言おうと……」 「要は、クリぼっちが集まって耐えしのぐ会だろ?」 小島も松本に乗っかる。 「小島、そんなこと言うな。淋しくなる……」 「というかさ、これクリスマスというより、年末じゃね?」 そこに浜口も加わる。 俺は改めて全体を見回した。 いまの状況を言うと、 こたつの中央に鍋が置いてあり、 それを男4人で囲っている。 うん…… たしかに年末感が強いけども…… 俺は咳払いをし、続けた。
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