終桜

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「あ、っ、い、く」 「いいよ、いけ」  真桜はあっけなく吐精した。蒼華は濡れた手を寝具でぬぐい、 「……かきまぜ、てくれ」 「なにで?」  わかっているくせに。真桜は、小さな声を漏らす。 「ゆびで」  蒼華のゆびが、後ろに触れた。入ってきただけで思わず締め付けてしまう。 「ん、っ、う……」 「トロトロで、一本じゃ足りないな」 「そ、んな、ふ」  もう一本指が入り込んできた。真桜はびくんと身体を震わせる。 「ふ……っ」  蒼華は指をぐるりと動かし、もう一本挿入した。真桜は寝具を掴み、腰を浮かせる。三本咥え込んでも、真桜のそこはひくついていた。 「まだ足りねえか? すごいな、マオ」  真桜は息を切らしながら頷いた。蒼華は指を引き抜き、頭を足の間に埋める。舌先がすぼみに埋まり、真桜は喉を震わせる。 「っあ、う」  舌で犯されると、頭にもやがかかったような感覚に陥った。 「蒼華……っ」  ちゅぷり、と舌を引き、蒼華が濡れた唇を舐める。その仕草にぞくりとした。  蒼華は着物を脱ぎ捨て、真桜に覆いかぶさった。 「あ……」     
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