第3回ペナルティ

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啓介に直接メッセージを送った。 『海斗は男だから許してくれる。 俺には女の子を選ぶなんて出来ないよ』 啓介ならそう書いてくると思った。 啓介に何度頼んでも、考えを変えるとは思えない。 「アバター、どうしたらいいの?」 時計の中のアバターに救いを求めた。 『莉奈、私にはどうする事も出来ません。 グループのメンバーと相談して決めて下さい』 やはりアバターも助けてはくれない。 「ねぇ、もし全員が2票ずつになったら、ペナルティはどうなるの?」 七海が言っていた事を思い出しアバターに聞く。 アバターはメインコンピュータに確認しているのか、時計の画面から消えたが、しばらくすると戻ってきた。 『必ずペナルティは2人にするそうです』
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