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啓介に直接メッセージを送った。
『海斗は男だから許してくれる。
俺には女の子を選ぶなんて出来ないよ』
啓介ならそう書いてくると思った。
啓介に何度頼んでも、考えを変えるとは思えない。
「アバター、どうしたらいいの?」
時計の中のアバターに救いを求めた。
『莉奈、私にはどうする事も出来ません。
グループのメンバーと相談して決めて下さい』
やはりアバターも助けてはくれない。
「ねぇ、もし全員が2票ずつになったら、ペナルティはどうなるの?」
七海が言っていた事を思い出しアバターに聞く。
アバターはメインコンピュータに確認しているのか、時計の画面から消えたが、しばらくすると戻ってきた。
『必ずペナルティは2人にするそうです』
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