第3回ペナルティ

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自分のグループの結果を見ると、海斗と石倉さんが選ばれていた。 海斗、石倉さんごめん。 恐る恐る石倉さんを見ると、まるで般若の様な顔で私を睨んでいる。 思わず目を反らせてしまった。 校長先生が食堂から出て行ったら、ペナルティに選ばれた生徒の怒りや悲しみが爆発して、食堂は酷い状況になるかもしれない。 石倉さんも、決して私達を許さないだろう。 説明をしてわかってくれる様な人じゃない。 早くこの場から逃げたいと思う。 その時、七海が私に目配せをしてきた。 七海も同じ事を考えているのだろう。 海斗の顔を見ると、気にするな。という様に頷いている。
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