第3回ペナルティ

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同じ部屋にいるのに、七海との距離が遠く感じる。 『七海、海斗は莉奈とチャットする前から啓介を選ぶつもりはなかったよ』 私のドールが七海に話しかけた。 「そんな……本当に?」 『海斗は、啓介を3回目のペナルティにさせたくなかったから。 それくらい海斗の性格を考えたらわかるでしょ?』 私のドールが少しきつめの口調で七海に言うと、七海はハッとした顔をしてドールを見つめた。 「そっか……莉奈ごめん。 私……」 「私が七海の立場だったら同じ事を言ったかも。 だから気にしないで」 七海に声をかけると、七海は何度も頷いた。 「海斗……大丈夫かな。 海斗だって2回目のペナルティになるのに……2回目のペナルティだから大丈夫だって保証もないのに…もし海斗が殺されたら……」
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