永田学園

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七海が、体育館の壁に張ってある寮の部屋割りを見た後、私の方に走ってきた。 「良かった」 七海は生まれた時からずっと一緒にいる双子のような存在。 黒髪ボブで、二重の大きな目、身長が150センチと小柄で、おっとりとした性格、守ってあげたくなるタイプの女の子。 組織のいじめっ子が七海をからかうと、いつも私が助けていた。 「うん。 今までは知っている子ばっかりだったから、外の学校すごく不安だったの。 莉奈と一緒の部屋で本当に良かった」 七海の目は今にも涙が溢れそう。 「そんなに心配しなくても大丈夫だって。 私がついてるよ」
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