0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっと待って、龍谷ミステリーを復活させたいだって?」
片岡は福西助講師に頼み込んでいた
「もうめんどくさいんだよ。売れもしない。お金も稼げない。何の利点もない」
福西助講師は助講師ながらに給料は十分すぎるぐらい稼いでいた
「だからこの物語はここで終わりだ。迷探偵片岡の伝説はここで終わるべきだ」
「じゃあどうやったら物語を書いてくれるんだ」
「稼がせろ。お金がないと書く気が起きない」
片岡銀二は読者にお願いをする
まだまだ物語を終わらせてくない
だから、書く価値を与えてほしい
それまで旅に出る。夜明けの町を探して
最初のコメントを投稿しよう!