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◇◆◇◆◇
「なんの音だ!?」
玄関の騒がしさに驚いた男が和室から飛び出して
くる。
そして、ヤバイさんと鉢合わせする。
「・・・・・・・・・誰だてめぇ・・・・」
「・・・・・・・・・」
ヤバイさんは答えない。
「答えろやぁ!」
男は右拳を振り上げて殴りかかる。
ヤバイさんは左手でそれを受け止め、
右手で男の右肘を下から振り上げて、
右腕をへし折る。
「うぎゃっ!?」
男は仰向けに倒れてうめき声をあげる。
ヤバイさんは、近くにあったイスを持ち上げる。
「っ!?」
男はヤバイさんの行動を見て目を見開く。
そしてヤバイさんは、イスの脚を、男ののど目掛けて降り下ろす。
「んごぼぅっ!?!」
イスの脚がのどに突き刺さり、男はビクビクと痙攣しながら絶命した。
ヤバイさんが顔を和室の方へ向けると、ゲージの中の少年と目が合う。
そのままヤバイさんが少年へと近づき、ゲージを
掴み力づくで外す。
「・・・・・・・・・・」
少年はヤバイさんを見上げる。
ヤバイさんはそのまま何事もなかったかのように
和室を出て、玄関から出ていった。
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