394人が本棚に入れています
本棚に追加
/198ページ
大丈夫、そう言い切るにはまだ自信が無いかもしれない。
けれど、もう私の歩く道は一人きりでも真っ暗でもなかった。
隣には、前には後ろには、みんながいる。
皆が小さな光を持ち寄って、私の道を照らしてくれた。
一歩前が見えるくらいの小さな光だけれど、たくさんの人が照らしてくれたから一本の光の道ができた。
だからもう怖くない。
私の中に宿った光とその光の道を信じて。
────前に進むだけだから。
end.
最初のコメントを投稿しよう!