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目覚めるとそこは野外階段の踊り場だった。
主人公は今、ある作戦のために対象を監視している。
全ては1週間前に遡る。
僕、倉科奏太は至って普通の高校生です。
そんな僕には幼なじみがいます。
見た目は不良、しかし実際は優しい性格のイケメン(本人はその自覚がない)。
名前は神崎零士君。
そんな彼にある頼み事をされました。
「俺の恋を手伝ってくれ!!」
彼が恋したのは姫川榎恋さん。
人見知りが激しい、泣き虫な女の子です。
しかし困りました。
僕は恋愛経験がありません。
どうしたらいいのでしょうか。
せっかくもう少しで2人がくっつきそうになったのですが、ある時零士君に恨みを持っているヤバい不良の方が彼を誘き出すために姫川さんを拉致してしまったのです。
零士君と僕はなんとか姫川さんを救出し、不良の方たちを倒したのですが、それを学校の人に知られてしまったのです。
零士君は学校で不良として見られているためか、退学の危機に陥ってしまいました。
理事長さんや教師の方々は聞く耳を持ってくれません。
僕は腹が立って、放送部の方々のお力を借りて放送室に籠城することにしました。
そして校内放送を使って色々言ってやりました。
零士君の良いところとか、今までのこととか。
最後に最後に「彼を辞めさせるなら僕も辞めさせてください」と言ってやりました。
結局僕も退学を言い渡されたのですが、放送を聞いたクラスメイトや他のクラスの方々が100枚を越える嘆願書を書いてくれたのです。
お陰で僕と零士君は退学にならずに済みました。
零士君も無事姫川さんに告白して付き合ったようですし。
めでたしめでたしです。
…僕も恋がしたいです。(彼のことを好きな女性が近くにいることを彼は気付いていない。)
これは主人公、倉科奏太が幼なじみの神崎零士のために恋の手伝いをするラブコメディーである。
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