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直視するのも嫌になり目をそらすとそこには一匹の黒猫がいた。
どういう訳かまるで男を憎悪する様な目をした黒猫が…
直後黒猫から光が放たれ猫人族の青年が現れ男を殴り飛ばした。
「レディは丁重に扱うのが礼儀だ、それを知らんのか、愚か者」
その言葉は力強くユミルに少しだけ勇気をくれた。
「これでも羽織ってろ」
そう言い猫人族の青年は羽織っていたコートを手渡した。
直後男を睨み付け
腰あたりから剣を二つ抜き払い男に突進すると切りつけた。
「いってぇな…このくそ猫!!」
そう言い第一の斬撃をナイフで防ぎもう片方の手で中華包丁の様な刃物を
抜き切りつけるも猫人族の青年はそれを華麗に交わしカウンターを叩き込んだ
「ガードが甘いぞ?」
「ぐあああ!?」
出血を止めようとする男を睨み付けこう呟く
「仕留める…」
直後バァン!!とまるで銃を撃った様な音がしたかと思うと男の方は気絶しており
猫人族の青年は男の額に剣の切っ先を突きつけていた
男が気絶したのを確認すると男を縛り上げ近くの看板に吊るし貼り紙をつけた。
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貴様らのやり方は実に汚ならしい、この男の様になこいつは夜道で女を犯してばらす
どうしようもないクズだ、貴女がやっている事はこいつとかわりないだろう
頭のネジがとんだお馬鹿な女王よ、次同じような事が有れば貴女の命を頂きます。
from 『イビンジブルスワッシャー』
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これが貼り紙の内容だ、猫人族の青年はユミルに手を差し出しこう言った。
「家へと案内願います、必要最低限の荷物類をまとめてください、この国を出ましょう」
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