永遠の愛の誓いについて

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「だって憧れるもん!憧れるくらいは自由でしょう?(しゅん)は?隼はこういうのに憧れない?」 「いやいや、こういうのに憧れるのは何方かっつーと女の方であって。でもお前のドレス姿は確かに見たいかもしれねぇなぁ」 「えへへー。隼のタキシードも似合うと思うよ!」  いいなぁ、いいなぁ。  ドラマでは幸せそうな主人公カップルが、今正に誓いのキスをしようとしている。何と無く気恥ずかしくて、ドラマだというのに思わず目線を逸らした。  ほっぺが少しだけ熱い。  そんな様子も面白いのか、隼がくすくすと笑う声が目に入った。少しむっとして、其れよりも照れ臭くて。でもやっぱり、何よりも、隼と何時かこんな風に永遠の愛を誓えたらなぁ、みんなに祝福してもらえたらなぁ、なんて思っちゃって。  ちら。  隼の方を少しだけ窺ってみる。  流石幼馴染みというか、分かり易いだけなのか。隼はやさしく微笑んで、今正にライスシャワーって言うんだっけ?その中をブーケを手に歩いていく主人公達を示して問い掛けた。 「オレ等もやるか?今。ごっこ遊びの子供騙しになっちまうけど」
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