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「いいの!?やりたい!!」
思ったよりも大きく、弾んだ声が出ていて驚いた。
それでも隼は嫌な顔1つするでなく、にこにこと微笑んでくれている。隼がそっと手を取った。ドラマで主人公の手を取った、恋人の男性よりも遥かにやさしく。
ドキドキして、見慣れている筈の幼馴染みの顔なのに直視出来なくて、つい目線を泳がせそうになるけど、それじゃいけないよね。だって永遠の愛を誓うんだから。
ドラマでも恋人同士は、みんな、真剣に向かい合って、真っ直ぐで幸せそうな目を向けていた。
だから恥ずかしいけど隼を真っ直ぐに見る。
見事に隼と目が合った。
「オレは病める時も健やかなる時も、お前の事を愛すると誓うぜ」
「うん!隼をどんな時でも愛するよ!ずっと!!」
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