2人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、彼女、楓は目を覚ました。
いち早く気が付いたのは、楓の近くにいた金髪碧眼の女性だった。
「あら?目が覚めたのね。気分はどう?私の言葉、分かるかしら?」
楓は何かを話そうとするも、口が動くだけで声が出ない。
その様子を見た女性は、
「声が出ないのね。大変!今、水を持ってくるわね」
と言い、その場を離れた。
(ここ、どこ?私、生きてる?…何で…?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで……死ななくちゃ)
女性が水を持って戻って来た時には、楓の姿はなくなっていた。
「まあ、大変!探さないと!」
最初のコメントを投稿しよう!