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帰り道、クリスはドラゴン素材の見れなかったのを残念そうにマスターに話した。
「ドラゴン素材は希少な上に、硬すぎて加工が難しい。さらにその素材をわざわざ使う加工品も限られる。中々見る事は出来ないだろう」
がっかりするクリスの頭を乱暴に撫でてなだめてやる先輩ハンター達。それを見て笑うマスターの着ている、深緑色の爬虫類革のスーツの、妙に大きな鱗に夕陽が射して、白く波打ちながらキラキラと反射していた。
完
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