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『渚月(なつ)、これあげるよ』
『ありがとう、春季(しゅん)』
その中身は指輪だった。
あの時は幸せだった…
あれから5年、僕と春季は違う道を歩いている
僕は独りで生きていき、春季は女の人と結婚をして子供が産まれて、幸せな家庭を築いて生きている。
これで後悔はしない。
僕はあと1ヶ月の命。
あの時の僕達を想い出しながら、眠りにつこう。
ねぇ、春季
最後にねあの時、僕と居て楽しかった?
僕は凄く楽しかったよ。
あの時を忘れない。
僕が死んでも、想い出は忘れる事はないだろうね。
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