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命短し紡げよ文人
異常気象の暑さに負けたのか
俺の器官はこまめに詰まる
命短し紡げよ文人
薬を飲めば詰まりはなくなる
しかしそれもその場しのぎ
命短し紡げよ文人
川の向こうに徒花畑が見えていた
愛しい女が手を振った
命短し紡げよ文人
愛しい女が「どうぞこちらへ」と
優しい目をして笑うのだ
命短し紡げよ文人
しかし俺は紡がねばならぬ
流星群が俺を離さぬ
命短し紡げよ文人
「待つわ、ずっと待つわ」
愛しい女が笑ってる
命短し紡げよ文人
「アンタが死ねば万々歳やわ」
俺の中の穢多非人は、悲しげにカラコロ笑う
命短し紡げよ文人
どうやら俺はまだ死ねぬ
愛しい女よ、またいつか
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