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第15章 さよなら長崎くん
「最初は勝手がわからないだろうから、自由に観察してて。参加したくなったら途中からでも構わない、一緒にしよう。それは自分のペースでいいよ。強制はないから。…男連中もだけど、勿論まなに対しては絶対に無理強いはなしで」
高松くんが神野くんに説明する淡々とした声が耳に微かに届いてる。上林くんの部屋は無闇やたらと広いってわけじゃないから二人はさほどベッドから離れた位置にいるわけじゃないのかもしれない。でも、高松くんの声が抑え気味なのと自分の呼吸の乱れた荒さでかき消されてるせいで細かいところまではよく聞こえない。
それとわたしの上に興奮してのしかかってる上林くんと長崎くんの激しい息遣いのせいかも。
「まな。…可愛いな、こんなに感じちゃって。自分から脚開いて恥ずかしいとこ見せつけてるじゃん、俺らに。…誘ってんの?いやらしい子だな、本当に」
「いつもここばっかして欲しがって。腰の動き全然止まんないじゃん。これだけでいかせてあげよっか?切なくて我慢できなくなって声に出してはっきりお願いできるまで、ずっと苛めてあげる…」
「んっ、や、あぁ…っ、無理ぃ…」
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