恋か獣

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「汚いみず」だと 空を見上げ吐き出す僕に 『あたしもおんなじもの』だと 笑う君が嫌いだ 『ねぇ、誕生日を祝うって卑猥じゃない』 君のフィルターは濾過されるものを平然と通す 透明感をおかずに 線香花火になりたいと戯ける 『ねぇ、』 その唇塞いだら永遠が零れおちる 「汚いみず」だと 空を見上げ嘯く僕に 『あたしもおんなじもの』だと 笑う君が嫌いだ 『一過性の記憶よ。』 水溜まりが空を似せる あぁ笑う君が嫌いだ。 どうしようもなくそう思う
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