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お布団でもなく、こたつでもないところとするとどこがいいだろう。考えていたら、お腹が空いたのでちいちゃんは台所に行きました。
台所は誰もいなくて寒かったのでストーブをつけました。冷蔵庫を見るとシュークリームがあったので、それを食べました。シュークリームはとても美味しかったけれど、冷蔵庫に入っていたので冷たいものでした。
もっと温かいものはないかなと思ってちいちゃんは台所を探したました。すると、朝ごはんの残りのカボチャスープが残っていました。まだ暖かさが残っています。ちいちゃんはそれを食べました。カボチャスープを飲んだら、体がポカポカしてきました。ストーブもつけたので部屋も暖かくなって、ちいちゃんは眠くなってきました。
そういえば、絵本のくまも冬眠前にはたくさんご飯を食べていたっけ。台所ならお腹がすいたらすぐに食べられる。ここで冬眠するのもいいかもしれない。そう思ってちいちゃんは台所のマットに横になって寝ることにしました。そして、そこでウトウトし始めたら、おばあちゃんの声でちいちゃんは起こされました。
「ちいちゃんここで、何してるの?」
「冬眠。」
と、ちいちゃんは答えました。
「まあ、くまさんみたいね。でも、ここに寝てたら危ないよ。それにこれからお昼ご飯作るから、お布団でおねんねしなさい。」
「はーい。」
おばあちゃんに怒られたのでちいちゃんは台所から出ました。せっかくいい場所を見つけたと思ったのに。ちいちゃんは他にいい場所はないかなと思って、家の中をぐるぐるしました。
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