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ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ・・・
1面、小石でゴツゴツとしたこの土地。
上空ではいっぱい小さく鋭い翼を持った鳥達が、行き交いしていた。
コアジサシ。
人はこの鳥達の事をそう呼んだ。
親コアジサシ達は、小石の陰でピーピーと鳴いて待つゴマ斑の雛へ次々と餌を運んでいた。
ここは、
コアジサシ達のコロニー。
ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ、ギシシ・・・
ギラギラと照り付ける太陽。
小石の陰で暑さを凌ぐ雛達・・・
既にここから、生き残る為のサバイバルが始まっていた。
この暑さが命のふるい落としとなり、弱い雛から短い命を失う者もいた。
「ピーピーピーピー、暑い・・・母ちゃん、まだ帰ってこないかなあ・・・」
コアジサシの雛のもまた、眩しい上空を見上げて親鳥の帰りを待つ身だった。
「暑い・・・暑い・・・」
ザジは、既にフラフラして今にも倒れそうになった。
「もうちょっとだ・・・もうちょっとだ・・・もうちょっとだ・・・もうちょっとだ・・・」
ザジは、うわべのように自分に言い聞かせて、何とか奮い起とうと宥めた。
「もうちょっと・・・もうちょっと・・・」
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