第10章 二人の熱量

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 でも、だからこそ恥ずかしい……抵抗もせず受け入れてしまう我が身が浅ましく感じる。 「ここ……すげー柔らかい……」 「っ……」  そんな呟くような小さな声で言われた言葉にも感じてしまうイルの身体。ゾクゾクと疼くあそこ。 「……て…だって……幸隆がさっきいっぱい弄ったから……」  これをしないとセ◯クスできない---そう言ったから、イルは抵抗する事なく幸隆のする事全てに従った。  今だって、従っている。 「そうだな。俺がこうしたんだ……俺が……」 「うあっ、ンンッ……ぁ……」  そう呟いた幸隆が、指を一気に二本、いや、三本増やした。そして、イルの中をゆっくりと掻き回す。 「ハァン……アッ……そこっ…さわんないでっ……」  浅くこりっとした部分。そこに幸隆の指が一瞬触れた途端、イルの思考が揺れてそこは駄目だと訴えた。  そこをもっと触られたら絶対にイッてしまう……。 「ここがお前の弱い所か……。大丈夫。後でじっくり突いてやるから……」 「つ……く……?」  あそこを、幸隆のそれで? 「でも俺……今結構ヤバイな……。先に一回イッとかないと長く持たなそうだ……」  そう言った幸隆は、イルのア◯ルから一旦指を抜き、その手で自身のペ◯スを扱き出した。
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