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今度はお前の中で---そう、幸隆がイルに告げたからだ。その言葉に、イルは嬉しそうに微笑んで、コクッと頷いた。
「よかった……」
幸隆はそう言うとイルの頭を優しく撫で、うつ伏せに寝て欲しいと言ってきた。その言葉に、ようやく自分は幸隆に抱かれるのだと期待に胸が膨らんだ。
でも、イルは幸隆が言ったうつ伏せには寝なかった。
「イル……?」
「こうがいい……」
仰向けになって正常位でしたかった。
ちゃんと、幸隆の顔を見てしたかった。だから、イルは仰向けに転がった。
「でも、初めてはバックからの方が楽って書いて……」
「でも……こうが良い……」
例え痛くても、苦しくても、幸隆の顔を見てしないと意味が無い。
幸隆に抱かれている。そう、目で、耳で感じたい。
「ちゃんと…幸隆の顔を見てしたいっ……」
イルは自然と込み上げた涙を一粒流し、そう幸隆に笑みを向けて伝えた。
すると、幸隆はごくっと喉を鳴らし、イルにそっと覆い被さる。
「い…良いのか……?」
「うん……」
「俺のこんなんだぞ……」
そう言って、幸隆はイルにまた猛ったペ◯スを触らせた。それは、さっきよりもカチカチになってる気がした。
でも、それでもイルは自分の言葉を翻す事はしなかった。
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