第4章 またねのキス

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 ここにはもうルイはいないのに、同じ顔を持つ呪いがイルを苦しめる。 (なんで双子だったんだろう……)  離れたいと思うのに、離れられない幸隆との距離。  今はまだ、どうする事もできない。  イルは悲しげな幸隆の背を見詰めながら、その後を静かに続いた。
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