134人が本棚に入れています
本棚に追加
/235ページ
一人目の男side
夜の町を浅葱色の羽織りを着た集団が歩き回る。
そしてその先頭には中性的な顔立ちの男がいた。
今日は彼が夜の巡礼当番で、いつもと同じ道をぐるぐると歩くだけ。
たまに浪士達が襲ってくるけど皆弱すぎる。
男「つまんないなぁ (ハァ 」
ついついため息をついてしまった。
男2「○○さん。そんなことを言わないで下さい」
男3「そうですよ。何も起きないことは平和なことなんですから」
男「「うんうん」」
他の隊士達も同意するかのように何度も頷く。
そんなことは分かっているけど・・・。
男「何か面白いことが起きないかなぁ」
そう思わずにはいられなかった。
少しでいい・・・
少しだけでもいいから、何か刺激的なことが起こってほしい。
もしくは僕よりも強い人に出会いたい。
そんなことを思っているときだった。
男「あれ?」
最初のコメントを投稿しよう!