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倉の中は暗く、幼い頃の私にとってはとても恐ろしい場所だった。
暗い
恐い
寂しい
私は何度も泣き叫んだ。
こんな場所に長く居たくなかったから。
でも
いくら泣き叫んでも扉が開かれる気配がしない。
私はさらに激しく泣き叫んだ。
早く外に出たい一心で。
すると、誰かが歩いて来た。
私は喜んだ。
やっと開けてもらえる。
そう思っていたのに・・・・・
「五月蠅い
静かに反省していろ」
怒鳴られた。
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