SS07 続き

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その内手首の拘束は解いてくれるだろうと思っていたが、何が気に入ったのか裕幸は結局最後まで紐を外してくれなかった。だからこちらからは何もしてあげられなかったが、果たしてそれで裕幸は満足できたのだろうか。 「!しました!すごく!オレすごくしあわせです。亮さん、ありがとう!」 「それは……良かったね」 「はい!」 満面の笑みで頷く裕幸にひとまずほっとして肩の力を抜く。すかさず裕幸はペットボトルを受け取って、きゅっとキャップを閉めた。 「またしましょうね」 「……ははは」 裕幸のことは可愛いし、自分にはもったいないぐらい大切にしてもらってると思う。ベッドの上の行為も、終わってみればそう特殊なことはしなかった気がする。多分。 だけど、すごく疲れた。精神的にも体力的にも。 「そろそろお腹減ってきません?亮さん元気になったらメシ行きましょう」 じゃれついてくる裕幸は元気いっぱいで、まばゆいばかりの笑顔を向けてくる。 その笑顔に笑い返しながら、裕幸には悪いが、もし次回があるのなら当分先にしてもらおうと亮は固く決意した。 :::::::::::::::::::: おわり そういえばR18カテゴリに移動するの忘れてたのでしておきました。 すみません。
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