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ある深夜、女子会でもしていたのだろうか女3人がしんと静まり返るオフィスビル群を縫うように家路を急いでいた。
「すっかり遅くなっちゃった…」
「最終の電車もないしタクシーはつかまらないし困ったわね」
女達が口々に言うと、そこへ3人組の暴漢が現れた。
「ぐへへへ…
このナイフに刺されたくなかったら大人しく財布だけ置いてとっとと逃げるんだな」
「キャアァァッ!!」
女達は突然現れた暴漢とちらつかせられたナイフに恐怖に震え上がる。
「親分、よく見たらこいつら歳はイッてるけど顔は悪くないですよ。財布の前に味見とイキませんか」
「ん?俺は30代以降の女は専門外なのだが…まあ、たまには腐りかけの女もまた一興だな」
暴漢達がナイフを振りかざして女達のコートを引き剥がした。
「嫌あぁぁぁぁ!! 誰か、助けて!!」
「そうだ、泣け! わめけ!
恐怖に歪んだおまえらのその顔が俺達の何よりのエナジーだ!!」
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