警視庁第十九課 『七つの大罪殺人事件』

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 この事件では今現在、五人の被害者が出ている。  最初の被害者である花木(はなき)慎一(しんいち)は元政治家であり、大臣の一人だった。  彼はほかの大臣を失脚させ、自分に権力を集めようとしたが失敗。政治家の職を追われた。  彼の殺害現場には、ライオンの絵に「pride」と描かれていたそうだ。  二人目の被害者は、上園(うえぞの)雅子(みやこ)。彼女は上園カンパニーという会社の女社長で、かなりの財産を所有していた。  それにもかかわらず彼女は、脱税をして不正に利益を得た。それが発覚し、彼女は上園カンパニーの社長を辞めた。  彼女の殺害現場には、キツネの絵に「avarice」と描かれていたそうだ。
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