警視庁第十九課 『七つの大罪殺人事件』

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 二人が警視庁に戻ると、途端に電話が鳴った。ゆっくりとした動作で湊人が出る。 「もしもし」 『あ、湊人か? 翔大やけど』  電話の主は、翔大だった。 「そうだが、何だ」 『事件だ。今すぐこっちに来て欲しい』 「了解。場所は」 『倉庫。詳細は、FAXで送っといた。はよきいや』 「きいや、ってどういう意味だ。来いという意味か」 『せやで。そんじゃ、また後でな』  電話はそこで切れた。  FAXを確認し、遊星にも事情を説明する。  そうやって彼らはまた、新しい事件へと繰り出すのだった。
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