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「これは！ ……色即是空なり」
サムライは目にもとまらぬ速さで箸を遊び人の胸に刺す。
クリティカルヒット。
たちまち遊び人の胸から膨らみがなくなった。
「な。仕こんでいた風船が！」
「空即是色なり」
「うるせー、ペチャパイの敵・変態ザムライ！！」
遊び人は禁断の遊びをしはじめた。
「きゃー、この人、チカンです！ だれか助けてください！」
遊び人は演技とは思えない悲鳴をあげた。
店員と客たちがわらわらと集まる。
「拙者は無実だ」
サムライはたちまち連行された。
「あたしも帰ろっかなー」
「わ、わたしも」
「じゃあ、みんなで帰りましょうか」
女性陣が荷物をまとめ、いっせいに酒場をあとにしようとする。
賢者はお開きの危機を感じた。
賢者は究極呪文を唱えた。
しかし呪文は跳ね返された。
なんと魔導士が不敵な笑みを浮かべている。
「防犯対策しといてよかったわ」
賢者はエッチな幻に包まれた。
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