DAY 2

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「え……」 「天宮……和樹くんだよね?」 見覚えのあるような無いような男が どこからか僕に駆けより声をかけてきた。 「久しぶり、僕のこと覚えてる?」 と征司と同じ年頃の男は言う。 「え?あ……いや……」 「ひどいな、覚えてないの?あんなイイことしたのに――」 正直 自分が思っている以上に僕は尻の軽い男で。 「すみません、誰かとお間違えじゃ」 「間違えるもんか!君みたいな子2人といないよ」 その上こんな人混みでさえ 随分目立つ容姿をしてるんだからたちが悪い。 「友達に誘われて来たんだけど僕みたいなのには退屈でさ――君だってそうだろ?こんな夢の国よりリアルなお楽しみの方がいいんじゃないか?」
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