15 誓い

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 眞昼を見下ろす晃夜の瞳が潤んで、その中に強い情欲があった。  ドキドキしすぎて直視は目の毒だが、眞昼は目を逸らさなかった。 「我慢なんかするなよ。俺だって、柊崎への気持ちを諦めることに比べたら……大丈夫だから我慢するな。俺もお前が……欲しいから」  目を見張る晃夜の顔が、泣きそうに歪む。 「眞昼」  愛しげに名を呼ばれるたび、身体が震える。  首筋に噛みつかれ、眞昼は小さく喘いだ。晃夜の熱い息が、耳元、鎖骨にかかり、眞昼はこぼれる声を必死に堪えた。 「あっ、ひ、ざき」 「好きだ、好きだよ……夢みたいだ、こうして、眞昼に触れたかった」 「ごめん……ごめん、待たせて」  唇が再び重なり、深く交わっていく。晃夜の熱い舌と自分の拙い動きの舌が絡み合う。 「ん、好き、ふ、ぅ」 「眞昼、好きだよ」  キスの合間に想いを紡ぎ合う。  こんな濃厚なキスは初めてだし、どこで息継ぎしたらいいのかわからない。でもやめて欲しくなくて、晃夜の背中にすがり付いた。  過去に女の子と付き合った経験はあるものの、キス以上に進めなかった。そんな雰囲気になっても、彼女が怖がったらすぐ引いてしまっていたからだ。  当時、自分は淡泊なんだと分析していた。  男の身で抱かれるのは未知の世界だ。けれど、相手が晃夜なら怖くないし、引いてほしくない。どこまでも自分を求めてほしいと思う。  Yシャツを脱がされ、ベルトも引き抜かれ、あっという間にボクサーパンツ一枚にされる。晃夜も手早く衣服を脱ぎ、ベッドの脇に放った。
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