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「いい、から……乱暴でも、いいから……おまえの、好きに……」
「――本当に? 眞昼、後悔しない?」
「聞き返すなよ、ばか……」
「はは、こんなに甘い悪態、聞いたことないよ」
晃夜は荒々しく乳首に舌を這わせ、ボクサーパンツの上から眞昼の硬くなったものに触れる。
「やっ」
「すっげー、濡れてる」
下着をすぐに下ろされ、ぷるんと眞昼の硬芯が反り返った。
「あっ…」
晃夜は、大切なものを愛でるように、それを指先で撫でる。晃夜に見つめられ、触れられているだけで、眞昼の先端から甘ったるい汁がしとどになった。
「あ、や……あぁ」
晃夜はそれを美味そうにしゃぶり始めた。
「あっ、あっ、あ、ん、……やっ、あっ」
自分のペニスが晃夜の口腔に包まれ、感じたことのない強烈な快感に身を震わせる。
「あっ、ア―――ッ」
視覚と体感に刺激され、眞昼の身体はビクビクと痙攣し、極まって白濁を迸らせた。
「……濃いな。眞昼、気持ち良かった?」
「あ……はぁ…はぁ…」
薄い胸を喘がせ、眞昼は晃夜を見上げた。まだ荒い息のまま、素直な疑問を口にする。
「なあ……再会してから、俺のこと……使ったのか」
一瞬何のことだというように、晃夜が目を見張る。間を置いて、気まずそうに目を逸らせた。
「この状態で聞くかな、それ」
「柊崎が俺にしたかったこと、全部してよ」
眞昼は潤んだ瞳で晃夜をひしと見上げた。
自分が晃夜を忘れて過ごしていた間も、晃夜はずっと再会を願ってくれていた。時間は巻き戻せないけれど、やり直せるものなら何でもしたい。
晃夜のために。
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