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「おまえのこと」
溜め息混じりにそう言われたけれど、さっぱりわからずまた首を傾げる。
「マジで、エロくなりすぎだっつーの。俺の方がもたねーわ」
学はそう言うけれど、もし本当にあたしがえろくなってしまったのなら、それは絶対に学のせい。
学がいろんなことをあたしの身体に教えてくるから。
あたしの身体はそれを少しずつ覚えていっているだけなのに。
「学のせいだからね」
「……」
「学が、いろいろ、してくるから」
「……ん。わかってる。だから、責任とればいいんだろ？」
そう言ってニヤリと笑った学に、嫌な予感が走る。
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