家デート=×××

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だからそーっと学と距離をとろうとしたけれど、すぐに学の手に捕まってしまった。 「何逃げようとしてんだよ。責任とってやるって言ってんだろ」 めちゃめちゃ嬉しそうにそう言いながら、学はまたあたしに覆い被さってきた。 その行動と、目の前の学の表情を見て、今日はきっとずっと抱かれ続けてしまうんだろうなと思う。 せっかくのクリスマスなのにそれでいいのか?とも思うけれど、たまにはそんなクリスマスがあってもいいかなぁなんて思ってしまっている。 そんなあたしは、相当学に惚れているということなんだろう。 うん。実際にめちゃめちゃ学のことが好きだしね。 今年のクリスマスの思い出は?と訊かれたら、“ずっと学の腕の中で幸せを感じていた”と答えるのかもしれない。 『家デート=×××』fin.
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