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その日の昼休み。
お弁当を食べ終えた私は体育教官室に来ていた。
坂田「おぉ!水月クン!」
私に気づいた坂田先生は手を上げて手招きをした。
愛「遅くなりましたっ」
先生の元へいくと何やら嬉しそうな顔で私を見ている!?
坂田「聞いたよ。春のセンバツに藤沢君が出たらしいな?」
私に用事かと思えば、第一声が力の話題。
私は驚いた。
愛「先生…どうしてそのコトを?」
坂田「実はな、池川学院の野球部顧問は私の中学の時の親友でな……」
!?
愛「えぇーーっ!」
あまりの衝撃に私は開いた口が塞がらない。
坂田「黙っていてすまなかったな。」
その事実に驚いた。
だけど、それ以上に違うことが頭の中を過って心を揺さぶっている。
それは池川学院野球部の部内ルール……
少し前に力から池川は恋愛禁止だと聞いた私。
(…ど…どうしよう……)
野球部の顧問と坂田先生が繋がっているということは……
…ま…まさか…
私は恐る恐る坂田先生に聞いた。
愛「あのっ…先生…その顧問の先生って、私と…その…彼が付き合ってるってこと……知っているんですか?」
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