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心から出た私の本音だった。
祐は私をジッと見つめていた。
そして暫くすると彼は少しため息をついて言った。
祐「…愛梨……愛梨は力とそういう関係に…深い関係になってしまったからそう思い込んでしまってるだけだよ。」
愛「…え…思い込み？」
祐「ねぇ…んー…もしさ、俺がずっとあのまま愛梨の傍にいたら、愛梨は力に惹かれてたかな？」
愛「…そんなこと…」
分からない。
だって祐はいなかったんだから。
そして力はいた。
それが事実。
祐「…だったらさ、俺と…そういう関係になってみたら分かるかもしれないよ？…愛梨の本当の気持ちがさ…」
その祐の突拍子もない提案に私は唖然とした。
（…え…今…祐なに言ったの？そういう関係って……祐…と？）
愛「…そ…そ…そんなのっ……絶対に無理っ…」
それは力を裏切ること。
そんなこと私にできるわけない。
それにお互いが『好き』じゃないとあんなコトしてはいけないと思う。
祐「…愛梨…、俺だってね。男なんだよ？」
（えっ？）
祐「俺…好きな愛梨を欲しいっていつも思ってたよ…」
愛「…え…ぇ…っ……」
祐の口からそんな言葉を聞くなんて思っていなかった私は動揺を隠せない。
愛「で…で…でも、そ…そういうのって……お互いが好きじゃないと…」
祐「そんなのさぁ……好きじゃなくてもできるもんだよ。」
（え？好きじゃなくても…できるって…？）
愛「…嘘だよ……だってっ…」
（力は私のことを好きだから……私は力が好きだからあんなことしたわけで…。だけど、もしそれが私の勘違いだったら…？）
急激に不安にかられた。
祐「…もしかして…力が…言ってた？…ったく愛梨は……騙されてるよ…ｸｽｯ…」
愛「…っ…」
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