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由「で、なんかあったから呼んだんでしょ？」
惚気るつもりはなかったが思わず。
ていうか、そんな場合ではなかった。
力「西野、おまえにしか頼めない…」
水月が絶大なる信頼をおく西野。
彼女になら水月は心の内を打ち明けられるのではないかと。
由「…そんなことだろうと思った。で、何やらかしたんだよ？」
真「えっ？何っ？何っ？水月ちゃんにフラれたとか？」
……ﾊﾞｯｼｰﾝ……！！
突如、西野の持っていたバッグが真の顔にぶっ飛んだ。
由「縁起でもないこと言わないのっ！あるわけないでしょ！」
相変わらず西野の凶暴さは健在だ。
由「…で、何があったわけ？私を呼ぶってことはよほど…だよね？」
神妙な面持ちで西野が俺を見る。
力「…ん…そうなんだ。実はさ…」
そして俺は状況を説明し始めた。
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