嫉妬

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布団に入り、俺は彼女に腕枕をして抱き寄せていた。 愛「ねぇ……力って……すっごい筋肉あるよね?」 水月は楽しそうに俺の腕の筋肉や胸筋を押して楽しんでいる。 力「まぁ、鍛えてるしな。」 愛「…かったーいっ!なんで、男の人の筋肉ってこんなにカタいの?」 力「まぁ、男と女のカラダは全然違うから…」 愛「そうなんだ…。ねぇ…男の人ってカラダの中で固くない部分ってあるの?」 力「えっ!?」 その質問に俺は思わず反応をしてしまった。 男のカラダで通常カタくない部分と言えば限られている。 愛「全身が筋肉ってカンジだしあるのかなぁって…」 これはもしかしたらある意味チャンスなのだろうか。 この流れなら『俺の』に触れてもらえるのかもしれない? 力「ま…まぁ、柔らかいところ…あるけど…」 愛「えっ?どこっ?触りたいっ!」 !!! その瞬間、『俺の』が反応し始める。 力「…い……いや……今はちょっとそこまで柔らかくねーか…ハハッ…」 愛「わけわかんないし…」 不思議そうな顔をして頭を傾げる彼女。 つーか、男のソレがそういうモノだってこと、もしかして彼女は知らないのだろうか。 話の流れから見ても、どうも怪しい。 力「おまえ、ホント、なんつーか、ヘンなヤツだよなぁ…」 愛「ヘンって…?」 力「いや……なーんも知らねーっつーか……」 ホント、こいつは何も知らない。 国宝は国宝でも世界国宝かっていうくらい、アッチ関係の話が通じなくて困る。 ようやく俺とヤってそこそこ知識がついてきたようだが、それでもまだまだ知らないことが多いようだ。 愛「力だってヘンだよ。」 力「は?俺の何がヘンなんだよ?」 愛「だって、私の知らないようなこといっぱい知ってるし…」 力「知らないことって……例えば?」 愛「…その……えっと……えっちの仕方……とか…」 力「…はぁ?」
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