嫉妬

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力「大丈夫か?」 果ててしまった彼女。 帯を全て解き、今、俺はその余韻が残る彼女を腕の中に囲っている。 力「…大丈夫…か?」 愛「……あ…うん……」 力「…怖くなかったか?」 愛「…ん……それは……その……やっぱり目が見えないってちょっと不安になる。怒ってないかな…とか、余計に…想像しちゃって…」 力「…怒ってなんかいねーし…」 愛「あ、うん……そうなんだけど、なんか不安で…」 いつもよりも感じていたと思っていた。 だけど、やっぱり水月にはこういうのはキツかったのだろうか。 力「…俺……怖いか?」 愛「ううん……怖くないよ。さっきのがちょっと…その…驚いちゃって…」 力「…そっか……ごめんな。怖い思いさせて…けど…おまえが悪いんだぞ?」 愛「なんで?」 力「だいたい西野と一緒に寝るって言ってたのにいきなり帰ってきてさ……」 西野と一緒じゃ眠れないとか、俺がいなくて淋しかったとか俺にとって嬉しいことを言った彼女。 そもそも彼女が俺を喜ばせることを言ったり、誘うような台詞言ったものだから俺は…… 愛「…ごめん…」 力「…いいよ。おまえとまた今日も一緒に寝れるんだから…。けど、何でいきなり帰ってくることになったんだ?」 肝心なことを聞いていなかった俺。 考えてみれば、あれだけ俺の誘いを断ってたのにどうしてだ? 愛「…えっと…それはね……」
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