69人が本棚に入れています
本棚に追加
力「大丈夫だって。俺もバカじゃねーよ。おまえのコト、大事だからさ、そんなコドモができるようなコトにはなんねーようにするって。」
ちゃんと……考えてる。
こいつの人生を今ここでメチャクチャにするわけにはいかない。
責任取れないようなことは俺はしないつもりだ。
そんな俺を彼女はジッと見つめている。
力「ん?どうした?」
すると、次の瞬間、彼女の口から思いも寄らないセリフが飛び出して――
愛「…でも……いつか欲しいな…」
力「…水月…」
(…ちょ………いつか……って……それって……コドモだよな?俺との…)
水月がそんなコトを考えているだなんて驚いた。
と、同時にそれは俺にとってめちゃくちゃ嬉しい言葉。
力「じゃ、その時は遠慮なくするから…」
愛「遠慮なく?」
力「遠慮なく……クスッ…」
また意味が理解できてないのだろう。
彼女は何度も頭を傾げている。
そんな愛おしい彼女を俺は腕の中へと引き寄せた。
力「おまえのコドモって可愛いんだろうな…」
水月のその『コドモ欲しい発言』の話に俺はすっかり気を良くした。
またもやヤることを忘れた俺。
そして、気づいたトキには朝になっていた。
最初のコメントを投稿しよう!