深まる絆

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力「大丈夫だって。俺もバカじゃねーよ。おまえのコト、大事だからさ、そんなコドモができるようなコトにはなんねーようにするって。」 ちゃんと……考えてる。 こいつの人生を今ここでメチャクチャにするわけにはいかない。 責任取れないようなことは俺はしないつもりだ。 そんな俺を彼女はジッと見つめている。 力「ん?どうした?」 すると、次の瞬間、彼女の口から思いも寄らないセリフが飛び出して―― 愛「…でも……いつか欲しいな…」 力「…水月…」 (…ちょ………いつか……って……それって……コドモだよな?俺との…) 水月がそんなコトを考えているだなんて驚いた。 と、同時にそれは俺にとってめちゃくちゃ嬉しい言葉。 力「じゃ、その時は遠慮なくするから…」 愛「遠慮なく?」 力「遠慮なく……クスッ…」 また意味が理解できてないのだろう。 彼女は何度も頭を傾げている。 そんな愛おしい彼女を俺は腕の中へと引き寄せた。 力「おまえのコドモって可愛いんだろうな…」 水月のその『コドモ欲しい発言』の話に俺はすっかり気を良くした。 またもやヤることを忘れた俺。 そして、気づいたトキには朝になっていた。
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