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由「結局、帰ってこなかったってことはちゃんと理解ってくれたってこと?」
翌日の朝食後――
力と真クンは男同士で何かしたいことがあるらしく、どこかへ出かけていってしまった。
その間、私は由利ちゃんと旅館の一室で話をしていた。
愛「うん…」
由「…ってことは、昨夜は久しぶりに何もなかったってコトだ?」
昨夜は確かに何もなかった。
でも結局、力は0時を廻った時点で『今日』は終わったからと言ってまた私を求めてきた。
彼とえっちするのは嫌じゃない。
でも、あんな驚くような行為――
目を見えないようにされた挙句、縛られて。
由「また、何かヘンなコトされたんじゃないの?」
由利ちゃんの鋭い質問が飛んだ。
愛「あ…でもね、昨日は約束どおりしなかったから……」
由「えぇ!?アイツ、我慢できたんだ?」
でも、結局、今朝になってまた何度も何度も求められた。
彼は何度えっちをしても足りないらしい。
今朝も真クンたちから連絡がなければ、きっとあの後もまだ続いていたのかもしれない。
由「愛、あんた熱でもあんじゃないの?顔が赤いよ?」
今朝の彼が私にした行為を考えていたら、知らず知らずのうちに顔が赤くなっていた。
愛「えっ?なっ……な……ないよ…」
と返してみたものの当たっているから、私は由利ちゃんの目をまともに見られない。
そんな私を由利ちゃんはジッと見ながら、
由「…ふぅん……なんだ……結局、朝ヤったんだ?」
由利ちゃんにはやっぱり隠すことはできないのかもしれない。
完全に私たちのやってたことはお見通しのようだった。
愛「だって…」
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