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……プシュァッ……
俺は自販機から出てきたドリンクを開けた。
力「…ふぅ……あー…疲れた……」
近くにあるベンチに腰を下ろし俺は一息つく。
そんな俺の頭の中は水月のことでいっぱいだった。
西野から連絡を受けた俺は軽くショックを受けていた。
(…まいったな……水月のヤツ……生理とかって言ってたなぁ…っつーことは今晩はやっぱ無理だよなぁ…)
彼女と離れていた間に溜まっていたそれは今日もまだ爆発しそうなほど元気だ。
(…あーあー…俺、今日もかなりイケそうなんだけど……どうすりゃいいんだよ…)
よりにもよって池川に帰る前にそんなものがくるなんてツイていない。
(どうして我慢できなかったんだよ……)
と言ったところで、そんなもの我慢できるはずがない。
(こればっかは水月のせいじゃねーもんなぁ……)
仕方がないとはいえ、彼女が傍にいるというのにお預けを食らうとか蛇の生殺しもいいとこだ。
(まぁけど、ちょっと触るくらいなら問題ないだろ…ん……いや…待てよ?これはある意味いい機会じゃ…?)
俺はイケナイことを考えていた。
(うまくいけば……あいつにあんなことやそんなことを頼めるチャンスかも…?)
そうなると案外、生理も悪くないかもしれない。
俺は一人で納得していた。
(いや、でも確か、生理の時って女ってスゲー敏感になるとかって聞いたことがあるような……ってことは……?)
ふと過る彼女の悶え喘ぐ姿――…
そのイケナイ妄想のせいで俺のが思わず元気になりかける。
(…ヤベッ……お…治まれ……俺!)
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