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階段を下りていくと二人は笑顔で迎えてくれた。
坂田「この前、言っていた池川学院の顧問、橋本だ。」
橋本「水月さんだね。噂は聞いているよ?」
(う…噂…?)
愛「…あ…水月愛梨です。」
(先生……一体何を言ったんだろう……)
私の心拍数が上がっていく気がする。
不安だけがどんどん膨らんで居ても立っても居られない。
そんな私達に目を向ける視線が……
(…あ…っ………力……!)
そして二人の視線が交わったのを見逃さなかった坂田先生。
(…あぁ…先生…お願い…力とのこと言わないで……)
私は先生の目を見て必死で嘆願する。
そんな私に先生は笑みを浮かべて思いも寄らないことを言った。
坂田「今日はこれから食事でもと思っているのだが、水月クンも来ないかね?」
!!?
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