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橋本「着いたぞ。」
タクシーを出ると目の前には料亭。
力「…ここ…高そうっすね…」
橋本「そうか?おまえの家の方が高いんじゃないのか?」
監督は俺の家が旅館だということを知っている。
力「そんなことは………」
橋本「そうか?まぁ、そのうち招待してくれよ?」
力「…そのうち……はぁ。」
料亭の中に入ると仲居が俺たちを出迎えてくれた。
仲居「お待ちしておりました。」
こじんまりした料亭だが手入れの行き届いている様子に高級料亭のニオイがする。
その仲居は俺達を奥の個室へと案内してくれるようだ。
仲居「こちらでございます。お連れ様はもう既にお着きになっておりますよ。」
(連れ?)
橋本「…そうか……」
気のせいだろうか。
監督が意味深な笑みを浮かべた気がした。
そして、仲居がその戸を開けた。
(……えっ………)
そこにはあり得ない光景が俺を待っていた。
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