69人が本棚に入れています
本棚に追加
―――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――――――
料亭での時間も過ぎていき、監督と坂田はほろ酔い気分で上機嫌になっていた。
いや、約1名ほろ酔い気分を越えて酷く酔っ払ったヤツがいる。
橋本「おい、藤沢ぁ…俺らは今からもう一軒行くから、後は頼んだぞぉ~?」
またワケの分からないコトを言い出す監督。
野球をする時の鬼のような監督とはうって変わった姿を見てしまった俺は監督の意外な一面に人間味を感じ安堵していた。
坂田「久しぶりだしな。私も橋本ともう少し話をしたい。水月クン、代行で一緒に帰ろう。なに、家へは私から連絡しておくから心配はいらない。」
愛「えっ?」
そう言うと坂田はすぐに彼女の家に電話をかけ了承を得た。
坂田「これで問題ない。ん、そうだな。今20時だから23時くらいまで……あぁ、藤沢君、悪いがここで水月クンと時間潰していてくれ。」
力「え?」
俺と水月は顔を見合わせた。
そして単なる酔っ払いのオヤジと化した監督もニヤリと俺に意味深な顔を向け、
橋本「今日は疲れただろう。ん……向こうの部屋に仮眠する場所もある。好きに使っていいぞ?…ククッ…」
!!?
最初のコメントを投稿しよう!