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(せっかくのいいところで……こいつときたら一体なんだっていうんだ?)
愛「…400!」
力「…ん?400がどうした?」
俺はその行為をやめず、その話を聞いていた。
愛「…あ…ハァ…えっと…400のこと…ンン……なんだけど……ぁ…」
力「だから400がなんだっつーんだよ?」
愛「…さ…坂田先生…が…ぁ…」
力「…さ…坂田ぁ?」
坂田の名前が出てきたということは、どうやらその話は真面目な話のよう?
仕方なく俺はコトを中断して、彼女を布団から引き上げ座らせた。
力「…ん、聞くよ。で400がどうしたんだ?」
愛「…あのね。坂田先生が…400やってみないかって…
驚いた。
力「…おまえ…が?」
愛「…や…やっぱムリだよねっ」
(水月が…400…?400って俺のやってたあの…?坂田のヤツ400やらせるとか…マジか!?)
力「そんなことねーよ。俺は大賛成!」
愛「え?」
力「俺が走っていた400をおまえが走るって、俺はすっげー嬉しいけどな?」
愛「でも、私になんてできるのかなぁ?」
力「ん、坂田が言ったんだろ?それに俺もさ、おまえは400いけると思ったことあったし……ほら、おまえ結構いい走りしてるじゃんっ」
愛「そんなことないと思うよ?私なんて…全然大したこと…」
俺は途中でその言葉を遮ってやった。
力「おまえさー…昔っからだけど、いっつも自分のこと『大したことない』とか言ってるけど、俺からみたらおまえってスゲー大したことあるんだよ。…もっとさ、自分に自信もてよ?…なっ?おまえなら絶対にできるって!」
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