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力の試合を見に行った土曜日、坂田先生達から高級料亭で懐石をご馳走になった力と私。
翔「土曜？」
翔先輩が私をチラッと見る。
坂田「何あれくらい。こっちが礼を言いたいくらいだ。橋本のヤツがくれぐれも水月ｸﾝによろしくと言っていたぞ？」
愛「…え？監督さんが？」
坂田「今後もいろいろとよろしく頼むとな……」
料亭でいきなり力と再会させられた時はどうなるかと思っていた。
でも、話していくうちに監督さんは凄くきさくで生徒思いの人だと私は感じていた。
坂田「それと……後で例の件の話をしたいんだが…」
例の件…
（たぶん『400』のこと…だよね？）
愛「…はい…」
坂田「落ち着いたら教官室へ来てくれ。」
そういうと先生はトラックの方にいる選手の方へと行ってしまった。
翔「例の件って何だ？」
翔先輩が不思議そうに私を見る。
愛「…あ…それは……」
先輩の質問にを答えようとしたその時だった。
沙「水月先輩っ！」
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